国士舘大学 理工学部 街づくり学系 で
非常勤講師 をさせて頂くことになりました。
私の役割は、
設計製図の講義で、建築意匠の技術・文化を、土木系街づくり系の学生に伝えること。
また、大きなテーマとして「人が過ごす空間、人が暮らす風景にとって大切なことは何か」
を伝ること、です。
どちらかと言うと住宅の設計が多い私に、土木系のご依頼いただいた理由はおそらく
「人が過ごす空間、人が暮らす風景」を取り扱っているからではないかと理解しています。
割と人間臭い分野だからではないでしょうか。
それは確かにそうなのです。
私の建築設計のモチュベーションの原点は、
「大地に根付く人々の、個々営みの風景から、それら全体が作り出す風景まで全て・・・」
つまり「人々の住まいから風景まで」と、実現したいものの範囲が広いのですが、
その最小単位である「人々が生きる場」が、風景として広がっていると言うのが理想ではないかと、思っています。
国内外に関わらず、
感動的な風景には、そこに暮らす人々の生活が垣間見えているように感じたものです。
感動的な風景とは、人々の生活や歴史までもが感じられる風景ではないだろうかと思います。
久々に暑苦しく小恥ずかしいですが、
根本ではそのようなことを考えています。
今回のご依頼を機に、普段なかなかご一緒する機会のないスケールの分野の、
学生を含めた方々と改めてお近づきになれることを楽しみにしています。
※写真:中央区勝どき 桜小橋
先日、視察の際に撮影

